saver's

守るために働く人々をサポート

VOL.2 前橋市消防局の水陸両用バギーと通信指令室をセイバーズがレポート!

取材日:2017年9月

今回のセイバーズレポートは栃木県のお隣群馬県の前橋市消防局に伺い水陸両用バギーと強固なネットワーク網を構築している通信指令室を紹介。 水陸両用バギーは平成29年に配備された、いわゆる8輪バギー。 前橋市消防局では「機動伝送1号車」という名称となっている。FWA対応の通信指揮車と合わせ、災害時や救助活動の様子をロールバー上のPTZカメラで撮影し指令室に伝送できる。
PTZカメラの写真
ロールバー上に設置されたPTZカメラ。 カメラの操作は指令室からのリモートとなっており、映像は指令室でも確認できる。
助手席側にストレッチャーを装着可能。
フロート、ポンプ、300L水タンクをトレーラーに装着。
水上走行用のフロートをバギーに装着。
トレーラーを接続し、資器材搬送も可能。 消防車両が入り込めない荒れ地や水害時にも活動可能。 トレーラーは大型災害などの緊急時には救助者の搬送も可能となっている。
キャタピラー・スノープラウ(除雪板)も装着可能となっているため、前橋市消防局では悪路や冠水地、土砂災害時での救助活動に大きな威力を発揮すると考えている。 また、PTZカメラにより災害現場の状況や、救助活動などの映像を指令室でリアルタイムに確認できるのも大きな特徴である。
市内の三か所の高所カメラや現場からの情報が集約される前橋市消防局通信指令室
前橋市消防局の通信指令室では市内に三か所のハイビジョン高感度カメラを配しているほか、国内で唯一所有するFWA(加入者無線アクセスシステム)対応の通信指揮車、現場隊員が装着するウェラブルカメラ、そして今回紹介した機動伝送車による映像などが送られてくる。 まさに前橋市の災害対応の情報が集約される指令室となっている。
今回取材させていただいた前橋市消防局中央消防署の皆さん。 後ろに見えるのがFWA対応の通信指揮車(機動伝送2)。災害現場の状況を指令室に伝える最前線の基地局となる。 機動伝送1と同じく前方上部にPTZカメラが搭載されている。
前橋市消防局中央消防署。 約33万人の前橋市民の安全と財産を守っている。

記事内の写真・内容は取材当時のものです。記事内の写真の無断転用を禁じます。